ジャニーズ事務所は7日、創業者のジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害問題をめぐり都内で会見を開いた。ジャニー喜多川氏による性加害の事実を事務所として認め、東山紀之(56)が新社長に就任し、藤島ジュリー景子前社長(57)は当面、取締役にとどまる。

質疑応答で、弟のジャニー氏を副社長として長年、支え21年8月に93歳で亡くなった藤島メリー泰子名誉会長について、実娘のジュリー氏、東山、ジャニーズJr.の育成、プロデュースなどを手がけるグループ会社「株式会社ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦(47)に質問が飛んだ。

ジュリー氏は「メリーは私の母であると同時に、副社長として事務所をけん引し、ジャニーがプロデュースしたタレントを経営の上で支えてきたと思います。あの2人で一心同体となって運営してきた長い歴史の中で、ジャニーのことをメリーが守りすぎたことが、調査報告でも私が知らなかったことを知ることになり、お恥ずかしいことですが非常にショックを受けております」と涙声で語った。「情けないことですが、そういう会話をしてこなかった…本当に、本当に情けない」と視線を落とした。

東山は「メリーさんの…守るべき対象が、やはり違っていたのかなと今は思う。守るべきは子どもたち、タレントという思いがありますね。大変、複雑な思いでもありますが…あの時期にちゃんとしていたら、もちろん被害は広がっていなかったと思う」とメリー氏の責任も認めた。その上で「もちろん、僕も何もしなかったのは事実。もの申すことは、ちょっと難しかった。もの申す勇気があれば、もしかしたら変わっていたかと思うと、やり切れない…でも難しかったかなと」と、自らの責任も認めた。

井ノ原は「ジュニアの時代は接点がなかった。デビューすると接点が出てくる。仲間内ではいるのかな? ジュリーさんという人もと…ジャニーさんしか知らなかった。礼儀作法を教えてもらった。良い意味でも悪い意味でも怖かった。チャーミングだったが、怖さが萎縮させ忖度(そんたく)があったのではないか?」と振り返った。その上で「印象的だったのは、ジュリーさんと3人でいたこと。写真を撮りたいくらいだった。それくらい3人でいたのは初めて見た。それくらい複雑なところがある事務所だった」と、ジャニー氏、メリー氏とジュリー氏との複雑な関係性を指摘した。