生島ヒロシ(73)と次男の生島翔(38)が28日、都内で、ドキュメンタリー映画「神様はまだこない」(元木伸一監督、今秋公開予定)の試写会に参加し、上映後にトークショーを行った。2人は作品の「語り」を担当している。

満州で生まれ、苦労を重ねながら自立する女性の生き方を実践してきた100歳の伊藤小枝子さん。その生き方を振り返り、現在は妹の介護をしながら都内の高齢者住宅で1人暮らしをする500日間を描いた作品だ。

客席で試写を見守った伊藤さんはトークショーにも飛び入り参加。翔が差し出すマイクに伊藤さんは「毎朝、自己流のストレッチを2時間やっています。お医者さんが怖い、行きたくない。では自分でやるしかない。肉体が柔らかいときは精神が楽です。私は薬をのまないでサプリものまない。自然治癒力ってあるでしょ」。立って話しているところにイスを勧められたが「座っていると姿勢が悪いし血液の巡りも悪くなる。いいことない」とやんわりと断った。

背筋がピンと伸びていることに「(滞在していた)ドイツで気になったのは日本人の猫背。私は後ろ姿をきれいにしたい」。そして「老人は転んだらいけない。それにはバランスが大切です」と続けた。

これまで独身だったが、「(戦前戦中は男性の)絶対数が足りなかったんです。助けて欲しいからボーイフレンドは年上がいい」。これに生島が「100歳ですから、助けて欲しいなら年下の方が…」と軽いツッコミを入れて笑いを誘うシーンもあった。

最後に生島が「好きな言葉を」とオーダーすると「ありがとうございました」とひと言。「もっといい言葉があったら教えてください。心臓を取り出してありがとうと言いたい。ハンカチを拾ってくれた人にも、命を助けてくれた人にも『ありがとう』としか言えない。好きな言葉は『ありがとう』です」。これには同感の意を示す拍手が会場に響き渡った。