すてきな“読書の秋”を…。本日の「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」は、大阪のことは(下村琴葉)記者が、ジョッキーたちのお気に入りの本を紹介する。騎手は競馬場間の移動が多い仕事。どんな本を読んでいるのか、たずねてみました。

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今夏、ある騎手と読書の話をした時から、この企画を考えていました。いざ栗東トレセンで取材してみると、「あまり本は読まない」という返答がちらほら。小説より漫画派という声も。調整ルームではiPadが支給されており、それで動画を見ている人が多いそうです。そんな中でも、何人かの騎手に好きな本を教えていただきました。

藤岡佑介騎手は横山秀夫の小説をよく読んでいたそうです。特にお気に入りなのは「64(ロクヨン)」。映画化もされていますね。「何回読んでも泣けるのは(東野圭吾の)『容疑者Xの献身』かな」。どんでん返しがあるようなミステリーが好きとのことでした。追加でオススメしてもらったのは「焦茶色のパステル」(岡嶋二人)。これは存じ上げず、あらすじを調べてみると、東北の牧場で牧場長と競馬評論家、2頭のサラブレッドが殺されて…という競馬ミステリー。これは読まねば!

池添謙一騎手もミステリーが好きで、東野圭吾の小説は全般読んでいるそうです。ハマるきっかけになったのは、藤岡佑騎手も挙げていた「容疑者Xの献身」。人気ですね。「東野圭吾の本は読んでて面白いし、飽きない」と語ってくれました。

ジョッキーのオススメに挙がった小説
ジョッキーのオススメに挙がった小説

同じく東野圭吾のガリレオシリーズを愛するのは古川奈穂騎手。好きな俳優である福山雅治がガリレオシリーズの映画で主演を務めているため、映画も小説も欠かさずにチェックしているとか。「本は移動中とかに読みますね。今読んでいるのは『マチネの終わりに』(平野啓一郎)。これを読み終わったら『孤狼の血』を読みたいと思っています」。本好きな一面が伝わる取材でした。

松山弘平騎手は、あまり本は読まないそうですが、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に登場する「大切なものは目に見えない」という言葉はお気に入りだといいます。

永島まなみ騎手は競馬学校時代に、母から薦められた渡辺和子の「置かれた場所で咲きなさい」は印象に残っているそうです。10月12日から始まるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」では推しのSnow Man目黒蓮が出演。早見和真の原作は未読だそうですが、ドラマ視聴を楽しみにしていました。

東野圭吾の作品はさすがの人気ぶり。今回は取材することができなかったジョッキーも多かったので、またの機会に紹介できればと思います。

(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)