日本が韓国とのライバル対決を完勝で飾った。元日本代表FWで日刊スポーツ評論家の永島昭浩氏(56)は、ブレーメンで今季は出番に恵まれていないFW大迫勇也(30)のプレーに注目した。

◇ ◇ ◇

全員の考える力、研ぎ澄まされたプレーで日本は完勝につなげた。ビルドアップの部分から正確なつなぎが目立ち、ボールを持たない選手の顔出しとサポートが多かった。

その中で大迫の安定感があったからこそ、日本が完勝できた最大の要因だったかもしれない。「ボールを収める」という仕事をFWができれば、攻撃のテンポが上がるという典型的な試合だった。

大迫がボールを保持し、失わないから、例えば、右サイドの伊東や山根が信頼して上がっていく。大迫へのサポートも増え、信頼関係が深まっていき、これがグループ戦術へと成熟する。

1点目のヒールでの山根へのバックパスは、本来は苦しい体勢だったが、高い技術で一発で局面を打開した。鎌田への2点目のタメからのパスも、前述したように、大迫がボールを保持した時点で鎌田にスイッチが入っている。大迫が焦らず、ミスなくプレーすれば、攻撃の組み立てがスムーズにいく好例だ。

FWである大迫の得点場面は生まれなかったが、仲間の信頼を得ることで、次は大迫により多くのパスが来るはずだ。FWとして次への布石を打てた試合でもあった。(日刊スポーツ評論家)

◇ ◇ ◇

◆YouTubeチャンネル開設 永島昭浩氏は日本サッカー界を応援するため、18日から自身のYouTubeチャンネル「永島昭浩のナガタイムズ」を開設した。日本協会が将来の目標にワールドカップ(W杯)優勝を掲げるが、その目標へ何が必要かなどを独自の視点で語っている。

日韓戦スコア詳細はこちら―>