サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは24日、米国、オーストラリア、ブラジルと4カ国対抗の国際親善試合に参加するため、開催地の米国に向けて成田空港から出発した。

 今遠征で初招集の5人は、試合出場へ意気込んだ。29歳のMF櫨(はじ)まどか(伊賀)は「29歳と騒がれていますが、新人の気持ちで体当たりしてきたい。経験はあるので、流れを冷静に読みながら判断できればいい」。高倉監督からは、14日の会見で「テクニックを発揮しながら、体の強さを生かしつつ、変化をつけられる。少し違うタイプの中盤の選手がほしいなというところで選びました」と期待されていた。

 GK斉藤彩佳(25=マイナビベガルタ仙台レディース)は「持ち味のロングキックで、どんどんアピールしていきたい」。DF坂本理保(25=AC長野パルセイロレディース)も「世界大会に出場できる争いが出来る選手になりたい」とセンターバックとして定位置争いに挑むつもりだ。DF万屋美穂(20=マイナビベガルタ仙台レディース)は「サイドバックですから守備だけでなく、攻撃参加していきたい。左利きも生かしていきたい」。FW泊志穂(27=AC長野パルセイロレディース)は「持ち味のハードワークでゴールに向かう姿勢を出していきたい」と力強かった。

 MF阪口夢穂(29=日テレベレーザ)は「新しいメンバーにも期待したい。3試合とも強豪と戦える貴重な場。勝ちにこだわりたい」と話した。