磐田小川、J2も再ブレーク予感/イチ押し五輪世代

  • 19年12月、東アジアE-1選手権の香港戦で、小川(右から2人目)はハットトリックを達成し、左から田川、古賀、1人おいて仲川と喜ぶ

<番記者イチ押し Jの五輪世代(8)>

J2ジュビロ磐田のFW小川航基(22)が「再ブレーク」の予感を漂わせている。186センチの長身FWは得点感覚に優れ、足元の器用さも持つ万能型。A代表初選出となった昨年12月の東アジアE-1選手権では大会得点王に輝いた。今季は始動後の練習試合で4戦5得点と好調だ。

ただ、今季はJ2。海外やJ1でプレーするライバルとは差がある。「爆発的な活躍が必要。毎試合2点ぐらい取って『小川は外せない』という状況を作りたい」と覚悟を口にする。

桐光学園高時代から「世代NO・1ストライカー」として注目された。しかし、プロの世界は甘くなかった。左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがもあり、磐田の3年半でJ1通算1得点。昨年7月から半年は、J2水戸に期限付き移籍。「試合に向けたサイクルの中で、体調管理や気持ちの持っていき方を学べた」。17試合7得点と結果を残し、表情にも力強さが戻ってきた。

FWでなければサッカーは続けていなかったという。性格は目立ちたがり屋で、ルックスも抜群。夢の海外挑戦には遠回りしたが、挽回して、さらに飛躍してほしい。

【神谷亮磨】(おわり)

◆小川航基(おがわ・こうき)1997年(平9)8月8日、横浜市生まれ。大豆戸ジュニアユースから桐光学園を経て、16年に磐田入団。17年4月のルヴァン杯東京戦で同大会史上初の10代でハットトリックを達成。U-18から年代別日本代表に選出される。J1通算23試合1得点、186センチ、78キロ。血液型O。右利き。家族は両親と兄。