【16日ドーハ=佐藤成】アジア杯カタール大会1次リーグ初戦のベトナム戦で2得点1アシストの活躍を見せた日本代表MF南野拓実(モナコ)が16日、29歳の誕生日を迎えた。

当地で調整し、メンバースタッフから祝福を受けた。代表初選出から9年。メンバーには年下が増えたが、気持ちもプレーもフレッシュさを保つ。「史上最高の南野拓実」を更新し続けることを誓った。

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まだまだピークはこれからだ。練習前、選手とスタッフ全員に花道を作ってもらって29歳の誕生日を祝福された南野は「常に進化し続けたいと思っていますし、今が一番いいって常に思えている」と言い切った。

日本代表では、上から4番目の年になった。初代表から9年。その間、何度も代表から遠ざかった。10番を背負い、一般的に最も脂の乗った年齢で迎えた22年W杯カタール大会は56分の出場に終わった。その後は落選が続いたが、昨年10月に復帰。大事なアジア杯の初戦でベストパフォーマンスを披露した。「前の試合にしっかり勝って、今日を迎えることができたのですごくうれしい」と素直に喜んだ。

下からの突き上げを歓迎する。2列目のポジションはMF久保や鎌田、堂安、三笘ら世界のトップで活躍する世代が台頭している。「自分より上の選手が少なくなったからそれは寂しいと思うけど、下が育っているのでうれしいです」。

ベトナム戦では、気の利いたポジションに顔を出し続け、守備でもプレスのスイッチ役として献身的に走った。「プレーは全然年を取っているとは思わない。老いを感じるのはまあ…3年後くらいでいいですね」と笑った。

最高の20代ラストイヤーにする。今大会は、自身のキャリアの中でも重要な位置づけだといい「何か残して帰りたい」。代表通算20得点で、歴代12位の中山雅史まで1点に迫る。自身が生まれる2年前の「ドーハの悲劇」で因縁のあるイラクとの第2戦で連発への期待が高まる。「試合に出ることがあれば、攻撃の選手なのでそういう部分(得点)でチームに貢献したい」と力を込めた。

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