J2熊本は25日、小野剛監督(53)と来季の契約を更新しないと発表した。

 2季連続で13位に終わり、3~6位によるJ1昇格プレーオフ(PO)進出を逃し「目標を達成できなかったことにけじめをつけたい」との退任の申し出を了承した。

 小野監督は8月にクラブの男性スタッフの背中を踏むなどの過度な注意を行い、Jリーグから厳重注意処分を受けていた。

 池谷友良社長は熊本市内で取材に応じ「(進退への)影響はあったと思うが、あくまでもプロとして成績にけじめをつけたと思う」と話し、後任については「全くの白紙だが、一日も早く決めたい」と述べた。

 小野監督は1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会の日本代表コーチや日本サッカー協会技術委員長などを務め、昨季から熊本を指揮していた。