右鎖骨骨折で長期離脱していたG大阪DF丹羽大輝(30)が、10日のリーグ仙台戦(アウェー)で復帰することが確実になった。

 8日は大阪・万博練習場で非公開調整。公式戦4連敗中の緊急事態に、長谷川健太監督は「本来なら1度、(G大阪U-23として)J3に出てからが安心だが、そうは言っていられない」と説明。故障から復帰後は事実上のぶっつけ本番で、仙台戦に先発することを示唆した。

 今回の負傷で日本代表も離脱している丹羽は「勝つために当たり前のことをやりたい。相手より走るとか、戦術面で勝つことができなければ、負けてしまう。(勝利の)雰囲気をつくるためにも、自分が出る意味はある。まだまだ取り返すチャンスはある」ときっぱり。

 日本代表GK東口も「悪いときの典型で、攻守がかみ合っていない。セカンドボールをしっかり拾うとか、意識の問題を改善したい」と話した。

 J1は12位に低迷し、ACLも1次リーグ敗退の危機に立たされている。復調の救世主として、丹羽には大きな期待がかかる。