北海道コンサドーレ札幌のエースFW都倉賢(31)が14日、メモリアルゴールでの3連勝へ意欲を見せた。この日、札幌・宮の沢で行われた全体練習に参加。紅白戦やセットプレーの確認に時間を費やし、明日16日のヴィッセル神戸戦(神戸ユ)へ向けて汗を流した。

 神戸は10~13年の4シーズンを過ごした古巣だ。本拠地で迎えた6月4日の前回対戦では、先制したものの1-2と逆転負けを喫している。自身もチーム最多5本のシュートを放ちながら無得点に抑えられ「ホームで悔しい負け方をした相手なので、次は勝ちたい」と、雪辱に燃える。

 「1対1の局面で勝った上で、うまく試合を進められた」と、2連勝中のチームの状態に手応えを感じている。前節磐田戦(札幌ドーム)では、第1子誕生後、初得点を決めて、待望のゆりかごダンスを披露した。「神戸は前線にタレントがそろっており、個々の能力がすごく高い。立ち上がりの10分が大事。相手の勢いを止める展開に持って行けたら」。自身はJ1通算20得点へ、王手。「自信を持ってプレーしたい」と、2戦連弾でチームを16年ぶりの3連勝に導く。【中島宙恵】