川崎フロンターレが16日、神奈川・川崎市内で20日のACL・蔚山現代(韓国)戦に向け調整を行った。1戦術練習では、FW大久保嘉人(35)がDF車屋紳太郎の高速クロスに飛び込みネットを揺らし、コンディションの良さをうかがわせた。また、センターバックではDF谷口彰悟とDFエドゥワルド、谷口とDF奈良竜樹と2パターンを試した。

 チームは10日の富士ゼロックス・スーパー杯、13日のACL・上海上港(中国)戦と公式戦は連敗スタートとなった。大久保は「悲観する内容ではないけど、早く勝たないと。でもそれがプレッシャーになって悪い方向にいくのもだめ。自分たちはスタイルを持っていて、立ち返るべき場所がある。これからよくなっていく」と自信を見せた。アウェーで勝ち点3を取れば、25日の開幕戦に勢いもつながる。敵地で今季初勝利をもぎ取る覚悟だ。