日テレベレーザがINAC神戸を1-0で下し、2大会ぶり7度目の優勝を果たした。

 前半を0-0のスコアレスで折り返すと、後半40分にMF長谷川唯(21)の右サイドからのクロスボールをFW田中美南(24)が頭で合わせ、決勝点を奪った。

 主将としてもチームを引っ張った田中は「うれしいし、安心しました。じれずにボールを回していれば後半にチャンスができると思っていた。唯(長谷川)がいいところにいいスピードで入れてくれた」と振り返った。

 その田中の頭にピタリと合わせた長谷川は「(田中は)見えていました。巻いたボールを蹴ろうと意識したけど、あんなにきれいなボールがいくとは思わなかった」と自分でも驚いた様子。チームの目指すリーグ戦、皇后杯との3冠へ向け、まずは1冠目。「今日、明日は優勝に浸って、次に生かしていきたいと思います」と笑顔をみせた。