ヴィッセル神戸のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が19日、湘南ベルマーレとアウェーで対戦する。湘南はイニエスタにとって、7月22日のホーム戦で後半14分に途中出場してJリーグデビューも、0-3で敗れた因縁の相手。さらにJリーグ5戦目で、初めてノエビアスタジアムを出てアウェー戦を戦う。

 イニエスタは11日のジュビロ磐田戦、15日のサンフレッチェ広島戦でゴールを決めており、湘南戦では3戦連続ゴールがかかる。もし3戦連発すれば、バルセロナ時代の11年1月8日のデポルティボ戦、同16日のマラガ戦、同22日のラシン戦で決めて以来、7年7カ月ぶり2度目となる。

 イニエスタのJリーグでの2戦連続ゴールを振り返る。

 ◆磐田戦(2-1勝利)

 家族を伴って再来日するため2試合欠場したイニエスタは、欠場前の7月28日の柏レイソル戦(1-0勝利)に続き先発で出場。前半15分、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが右サイドから斜めに出したスルーパスを、前進しつつもゴールを背にして右足で止め、ターンしてDFをかわし、GKもかわして右足で決めた。

 ◆広島戦(1-1引き分け)

 イニエスタは磐田戦に続き先発。前半15分に先制を許した直後の同17分、ポドルスキからのパスをペナルティーエリア左手前で受けると、冷静に相手守備陣の動きを見てDF2人をかわし、自らシュートコースを作って右足で決めた。

 湘南対神戸は午後7時、神奈川・平塚市内のBMWスタジアムでキックオフする。