18日のACL準々決勝から中4日で臨んだ鹿島アントラーズがリーグ戦2連勝、順位は7位から4位まで浮上した。

アウェーの鹿島が主導権を握った。開始直後からチャンスを連発。前半2分にはFW土居聖真(26)が右足で放ったシュートは惜しくもゴール左に外れた。

同8分には再び土居が右クロスから頭で狙うがゴールポスト右に直撃した。押し込む中で先制点が生まれたのは同24分。左サイドのFW鈴木優磨(22)がアーリークロスを入れ、守備ラインの裏に抜け出したMF遠藤康(30)がダイレクト右足ボレーを決めた。

後半も鹿島の勢いは衰えなかった。3分、ドリブルで切り込んだMF安西幸輝(23)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。鈴木が右足で冷静に決めて突き放した。

北海道コンサドーレ札幌はFWジェイ(36)MF都倉賢(32)が中心となり攻め、ゴール前まで形は作るが得点を奪えず。17分にMF早坂良太(33)、21分にMF三好康児(21)、30分にMF小野伸二(38)を投入するが巻き返しはならなかった。

この日は6日未明に発生した北海道胆振東部地震後、初めて札幌で開催された試合となった。両チームは左腕に喪章を付け、試合前には黙とうがささげられた。