法大が駒大に競り勝ち、42年ぶり3度目の優勝を果たした。

試合は序盤から一進一退の攻防が続いた。両チームとも決定力を欠き、前半を0-0で折り返した。後半15分にU-21日本代表FW上田綺世(あやせ、2年=鹿島学園)を投入すると、最前戦の上田へ左右から効果的にクロスボールが入り、流れは次第に法大へと傾いた。

そして後半27分に均衡が破れる。法大はMF森俊貴(3年=栃木ユース)がペナルティーエリア外から浮いたボールを右足でボレーシュート。ドライブ回転のかかったボールはゴールバーに当たり、ゴール前へこぼれたところ、来季からJ3ギラヴァンツ北九州への加入が決まっているFWディサロ燦(あきら)シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース)が右足で押し込み、ついに均衡を破った。

その後も法大は右MF紺野和也(3年=武南)のドリブルを起点にチャンスをつくるなど、最後まで攻めの姿勢を貫く。対する駒大は縦への長いパスから攻撃の糸口を探ったが、ゴールは奪えない。試合終了のホイッスルがピッチに鳴り響くと、法大は歓喜を爆発させた。