J3アスルクラロ沼津は21日、沼津市内で練習試合(45分×3本)を行った。

メディアにのみ公開され、対戦相手の意向でチームとスコアは非公表。だが、プロクラブ相手に今季3試合目にして初勝利を収めた。試合後に取材に応じた吉田謙監督(48)は「今日のテーマはゴール前の攻防。粘り強く、攻守共にやりきってくれた」と手応えを示した。

DF徳武正之(27)はセンターバックで先発出場。2本目までプレーし、今季初めて90分間を戦い抜いた。「連係はまだまだ。ボールをどこで奪うか定まらなかった」と、特に押し込まれた1本目の内容を課題に挙げた。それでも2本目以降は盛り返し、安定した守備からゴールに迫った。「試合の途中から修正出来たことは大きい」と振り返った。昨季はリーグ戦全32試合に出場。今季も最終ラインの要となりそうだ。「後ろが崩されなければ、チャンスは必ず来る」と自信をのぞかせた。

開幕戦は来月10日、アウェーでC大阪U-23と対する。「良い準備ができている。開幕までに、細かい部分を積み上げていければ」と意気込んだ。【古地真隆】