松本山雅が完封で今季初勝利を挙げた。0-0で迎えた後半5分、相手DFがクリアして当たったクロスバーの跳ね返りをFW永井龍(27)が押し込んだ。

これは、徹底した準備のたまものだった。後方からのビルドアップを前線からの速いプレスで封じ、何度もカウンターを仕掛け攻撃の芽をつんだ。

しかも大分戦に備え、早めの大分入りで2日間じっくり調整。コンディションも抜群だった。反町康治監督(54)は「大分を研究しどういうスタイルかを把握した上で、選手がよく理解しやってくれた」と喜んだ。