J1清水エスパルスの強化部スカウトを務めていた兵働昭弘氏(37)が26日、指導者としてのスタートを切った。

クラブは25日にコーチの就任を発表。昨季限りで引退し、今季からスカウトとして活動していたが、異例の抜てきとなった。

初日となったこの日は主にサポート役として選手を指導。練習後は「汗をかいたのも久しぶり。チームがいい方向に行くように与えられた仕事をやっていきたい」と意気込みを口にした。

選手に近い立場としての指導を期待されている。大榎克己ゼネラルマネジャー(54)も「去年まで選手だったこともあり、より近い立場でアドバイスできることは大きい」。今後はアウェー戦での遠征に帯同しないメンバーらの指導も行っていくという。兵働コーチは「選手としての経験値はあると思っているので、うまく伝えていきたい」と抱負を語った。【神谷亮磨】