北海道コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(25)が、30日アウェー仙台戦(ユアスタ)で8試合ぶりにリーグ戦のスタメンに復帰する。29日、札幌・宮の沢での前日練習で、左膝の靱帯(じんたい)損傷で離脱する前の定位置だったシャドー(1・5列目)に入り状態を確認。「いい内容の試合をして勝ち点3を取りたい」と勝利を約束した。

4月28日磐田戦以来、2カ月ぶりのリーグ戦先発となる。だが一足早くスタメンに名を連ねてプレーしたルヴァン杯プレーオフでは、2戦3発と決定力は健在。「ゲームをすることで、ゲーム勘を取り戻せる」と、状態を上げている。

離脱期間がある中でも、7得点はランキング2位タイ。出場時間が増えることで、再び首位へ返り咲くチャンスも増える。シャドーに並ぶことが予想されるFW鈴木武蔵(25)も、リーグ戦2試合連発中で、ルヴァン杯を含めれば出場3試合連続ゴールと絶好調。ロペスは「得点をたくさん重ねたい」と、切磋琢磨(せっさたくま)していく。

シーズン折り返しとなる1戦。チームも4試合連続負けなしで、現在5位の好位置につける。これは4位でフィニッシュした昨季の第16節終了時点と同じ順位。「前半戦最後の試合もきっちり勝つ」。ブラジル人助っ人のゴールラッシュが再び始まる予感だ。【保坂果那】