13年ぶりのJ1復帰で注目を集めている横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)が、23日の神戸との開幕戦(ノエスタ)にベンチ入りしないことが22日、分かった。

同日、チームは神戸に向け出発したが、遠征メンバーには入らなかった。ただ、下平監督は21日の段階で、カズのコンディションが上向きでベンチ入りできる状態であることを明かしている。53歳の誕生日である26日にはルヴァン杯の鳥栖戦(駅スタ)が控えており、メモリアルマッチとなる同戦に照準を合わせている可能性が高い。

14日のJリーグの開幕イベントに出席した際、開幕戦で対戦する神戸MFイニエスタと親交を深め、食事の約束も交わしていた。神戸はかつて所属し、思い出深い街で「個人的にはメンバー入りして、神戸への新幹線に乗れるように頑張ります」とピッチに立つ意欲を示していたが、2大スター競演はお預けとなった。

2月の宮崎キャンプで左臀部(でんぶ)の痛みが再発し離脱したが、順調に回復。既に紅白戦などフルメニューをこなしており、ピッチに立つ準備は整っている。ルヴァン杯鳥栖戦は開幕戦から中2日。総力戦の戦いが予想される。53歳の誕生日にピッチに立つ姿が見られそうだ。