昨季3位の名古屋が開幕白星発進を飾った。MFマテウス(26)が全2得点を挙げ、最後はオウンゴールで1点差に詰め寄られたが、2-1でJ1復帰した福岡に貫禄勝ちした。FW柿谷曜一朗(31)ら元日本代表を中心に大型補強に成功した名門クラブは、11年ぶりの優勝へ順調なスタートを切った。

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東京五輪を狙う24歳FW相馬が、マテウスの先制点を演出するなど左サイドで大活躍した。5キロも減量した体のキレについて「動けちゃう、(前に)行けちゃう」という表現で絶好調をアピール。「自分が得点すると意気込んでいただけに、できなかったので悔しさもある」と、2本の強烈なシュートを放ちながら無得点だったことも反省した。新加入した柿谷らとの連係も上々で、フィッカデンティ監督は「(前線の選手は)また起用したい」と合格点を出した。