ヴィッセル神戸対サンフィレッチェ広島の対決は神戸に軍配が上がった。

ヴィッセル神戸は前半から勢いに乗り、前半11分にMF山口蛍(30)のロングパスからFW古橋亨梧(26)がシュートを放ち、先制点をもぎ取った。

好調を維持する古橋は勢いに乗り、前半25分にもMFセルジ・サンペール(26)のスルーパスに反応し、2点目をあげた。神戸はさらに、前半31分、コーナーキックからFW中坂勇哉(23)がダメ押しの3点目を獲得した。古橋の総得点数はJ1リーグトップタイの9得点となった。また、この日、注目のMFアンドレス・イニエスタ(36)が後半から途中出場し、今季初出場を遂げた。

三浦監督は「アンドレスの復帰はひじょうに大きく、もっとチームが強くなる。精神的な支柱として期待している」と、イニエスタに期待を膨らませる。

エースの古橋も「アンドレスの復帰戦で、勝ちたかった。これからちょっとずつ感覚を合わせていきたい」と語った。試合後、イニエスタにどんな声をかけられたかという質問に「秘密で」と笑顔で答え、この日のヒーローは会見場をあとにした。

神戸にとって、ホームでの対広島戦勝利は11年5月以来、約10年ぶり。無観客試合だったが、神戸サポーターにとってうれしい結果となった。