全日本大学サッカー選手権(8日開幕)のオンライン会見が6日行われ、流通経大の中野雄二監督が、来季J1に昇格する京都サンガF.C.の曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(52)が流通経大の試合にベンチ入りすることを明かした。

曹貴裁監督は昨年、同大学のコーチを務めており、昨年冬の全国大会は法大に敗れ全国制覇を逃していた。中野監督は曹監督から「12月に練習に行きたい」と話があったことを明かし「練習に来るなら指揮を執ってよと。Jリーグも全日程を消化しておりルール上は問題ない。ただ、昇格して京都でイベントや編成の仕事があるので、全試合、来られるかは未定ですが、可能な限りはベンチに入ると思います」と話した。

インカレとして知られる同大会は、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止に。代替大会として「アタリマエニ杯」が行われたが、約2年ぶりの全日本大学サッカー選手権の開催となる。夏の総理大臣杯覇者の法大は川崎フロンターレ内定のMF松井蓮之(4年)が登壇し「冬も日本一を取れるように頑張りたい」と2冠を掲げた。