北海道コンサドーレ札幌は5日、本拠地札幌ドームで最終節清水戦を迎える。4日は札幌・宮の沢で今季最後の全体練習で調整した。クラブ一筋15年目のMF宮沢裕樹主将(33)は「1年の集大成としてホームでいい試合を見せる機会。内容と結果が伴った来季につながるゲームをサポーターに見せたい」と意気込んだ。現在10位だが、勝てば4年ぶり1ケタとなる8位浮上の可能性があり、1つでも上位でのフィニッシュを目指す一戦となる。

前節広島戦(2○1)では決勝ゴールを決めた。チームは最終節を前に6年連続J1残留を確定。ボランチとしての起用が予想されるが「ゴールが一番チームの助けになる。チャンスがあれば連続で決められればいい。前線に顔を出したい」と、積極的な攻撃参加を描く。2戦連発なら自身プロ初となる。

清水は残留のためには勝利が必要。前のめりで仕かけてくる相手にペースを崩さないことが重要。「簡単なゲームではない」と気持ちを引き締めていた。新型コロナウイルス陽性判定のため欠場となる選手もいるが、チーム一丸でシーズンを白星で締めくくる。【保坂果那】