産業能率大(東京)からJ2ベガルタ仙台に加入したFW菅原龍之助(22)とJ3福島ユナイテッドFC加入のFW城定幹大(22)が先日、オンラインによるプロ入団発表を行った。

菅原は仙台ユース出身。産能大では主将を務め、部員130人を統率。22年の関東2部リーグ戦ではポストプレーとへディングを武器に、21試合で5ゴールを挙げた。6年間を過ごしたクラブでプロとしてスタートする菅原は「やってやろうという気持ち。大好きなファン・ペルシー(39=元オランダ代表FW)のように、ゴールもアシストも挙げることができる、ファンに夢や希望を与える選手になりたい」と目標を掲げた。会見に同席した平瀬智行スカウト(45)は、「(菅原選手は)FWとしての質がいい。将来的にクラブを代表する選手、日本代表も狙ってほしい」と期待を寄せた。

城定は市船橋(千葉)を卒業後、産能大に進学。昨季は夏の大学日本一を決める総理大臣杯初出場に貢献し、ベスト8進出に導いた。小湊隆延サッカー部監督(52)が「ザ・レフティー」と称するように、左足のキックが特徴。リーグ戦では21試合9ゴールと活躍した。城定は「キャンプ中の今は慣れることに必死ですが、まずは試合出場を目標にしたい。左足のプレーを見てほしい」と語り、J1浦和などで活躍した父城定信次氏(45)について「父のプレーを小さい頃からずっと見てきた。いつか父を超えたいと思っている」と抱負を語った。

仙台は19日町田、福島は3月5日に今治との開幕戦に臨む。