セレッソ大阪小菊昭雄監督(48)が、26日の名古屋グランパス戦(ヨドコウ)に向けて「明日は大一番。勝つかどうかで大きく変わってくる」と、運命の一戦に位置付けた。

25日の大阪市内での非公開練習後、オンラインで取材に応じた。

今季リーグ戦も残り10試合となり、6位C大阪と3位名古屋の勝ち点は6差。3位以内を目指し、直接対決は絶対に落とせない。

「勝てば目標である3位の背中がはっきり見えるし、そこから上位争いに加わっていける。一戦必勝、その中でも明日は、結果に強くこだわって戦いたい」

名古屋戦の行われる26日は、21年8月の監督就任から丸2年を迎え、クラブの日本人最長政権になる。

C大阪はブラジル人のレビークルピ監督が4度も就任したように、尹晶煥、ロティーナ監督ら外国人指揮官が主流で、これまでの日本人の最長は01年11月から約1年11カ月、指揮した西村昭宏監督だった。

21、22年のルヴァン杯で連続準優勝など、目標のタイトルにはあと1歩で届いていないものの、小菊監督はJ1通算71試合で31勝15分け25敗と着実に成績を残し、クラブの未来を変える指導者として期待される。

2年前に事実上の解任となったレビークルピ監督からバトンを渡される際、当時コーチだった小菊監督は「人生を楽しみなさい」と助言をもらった。そして、こう振り返っていた。

「レビーさんはやり残したつらさがある中、満面の笑みで助言をくれた。監督だけでなく、人生とは、常に大切に生きていかないと改めて痛感した瞬間だった。レビーさんの常に前向きな姿勢は勉強になった」

今季はGKキム・ジンヒョン、DF山中、西尾、MF為田、奥埜、清武ら主力の故障や手術が相次ぎ、日本人エースだったFW加藤まで夏に広島へ移籍。それでも弱音を吐かず、6位に踏みとどまっている。

選手のモチベーションを上げ、与えられた戦力で工夫し、やりくりするのが小菊セレッソの真骨頂。巨大戦力を誇る名古屋には現在3連敗中と分が悪いが、運命の大一番で勝利に導けるか注目だ。