セレッソ大阪のDF毎熊晟矢(25)が19日、日本代表の欧州遠征から帰国後、初めて取材に応じた。

14日に帰国し、中1日で16日のアウェー鹿島アントラーズ戦にフル出場したものの、試合後は体調不良でコメントできる状態ではなかった。

この日、大阪市内で行われた公開練習に別メニューで参加した。

「いろいろ(欧州とは)時差とか移動とか、きつい部分はあった。一番は湿度。特にあの試合(鹿島戦)はきつかった。こんなに違うのかと。欧州は結構、からっとしていて、やりやすかった」

12日のトルコ戦で代表デビューを飾り、1アシストを含む2得点に絡む活躍。ただ失点場面にも絡んだだけに、自身では辛口評価をしていたが、試合後に高評価の記事を見て驚いたという。

「自分が評価されるプレーをしていたのかすら、分からないくらい集中していたので、記事を見て(予想外の評価に)気付いた。僕自身は(この経験で)どう変わったかは分からないが、より一層、責任感は増したとは思う」

心身とも極限の状態で戦った鹿島戦は、総走行距離で約10・7キロをマークした毎熊がチーム1位となった。決定機も演出し、際立った存在感だった。

次節23日は、アウェーで首位ヴィッセル神戸戦が待つ。残り7試合、勝ち点7差で追う6位のC大阪にとれば、逆転初優勝への望みをつなぐ大一番になる。

神戸吉田孝行監督(46)は、毎熊がFWから右サイドバックに転向したJ2長崎時代に、コーチとして支えてくれた恩人。C大阪移籍後、日本代表にまで成長させてくれた小菊昭雄監督(48)もかけがえのない恩人だ。両監督は、高校サッカーの名門・滝川二時代の先輩と後輩の関係であることも、毎熊にとっては不思議な縁になる。

「本当に、1試合1試合がトーナメントのような気持ちでチームは挑んでいる。まだ終わっていないし、可能性がある限りはチームはまとまっているので、やるだけ」

愛称マイクこと毎熊が、大舞台で勝利に貢献する。