全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が20日、東京・日本テレビを拠点にオンラインで行われた。初出場の早実(東京B)は国立での開幕戦で同じ初出場の広島国際学院(広島)との対戦が決まった。文武両道の早実の目標はまず全国1勝。夏は慶応の応援歌「若き血」が甲子園をわかせたが、冬の国立で早稲田の「紺碧の空」を響かせる。

早実の西山礼央主将(3年)が国立での開幕戦を引き当てた。「憧れの舞台。大勢の観客が来てくださると思う。そこでプレーできることが楽しみです」と笑みをこぼした。68年創部で56年目の悲願。文武両道でスポーツ推薦は1学年に3~5人ほど。部員の半数は中等部からの内部進学で、他は一般受験で入学する。西山も「早実はサッカーも勉強も高いレベルでやっていける」と一般受験で入部した1人だ。

東京都大会予選(5試合)で15得点無失点。堅守速攻で国士舘、国学院久我山の強豪を倒し全国切符を手にした。西山は「自分たちは、華麗なサッカーではない。個の力では全国レベルではないが、全員で粘り強く戦うことが強み。格上にもひっくり返す力は持っている」と胸を張る。

就任24年目の森泉武信監督(52)は「ボールを握るサッカーにトライしたが、それだけでは勝てない」と堅守速攻を軸にした。早実OBで湘南などでプレーした島村毅氏(38)にも話を聞き、豊富な運動量で力強い球際の「湘南スタイル」を参考にしているという。目標は「一戦必勝」。国立で「<歌詞>覇者 覇者 早稲田」が流れれば、おのずと全国1勝が見えてくる。【岩田千代巳】

【対戦一覧】全国高校サッカー選手権、組み合わせ抽選決定 開幕カードは早稲田実ー広島国際学院