清水エスパルスがいわきFCを3-2で下し、今季3度目の連勝を飾った。

昨季、ホームとアウェー2戦で計16点を奪い圧勝した“お得意様”に苦戦を強いられたが、敵地で勝ち点3を獲得。秋葉忠宏監督(48)は「3点を取ったことは素晴らしかった」と一定の評価を与えた。

コンディション不良から帰ってきたFW北川航也主将(27)が頼もしかった。4戦ぶりに先発すると、前半7分。左クロスでMFルーカス・ブラガ(27)の今季2点目となる先制点を演出した。同9分には、ゴール前で冷静な横パスを供給。MF乾貴士(35)の今季3点目をお膳立てした。

これで終わらない。後半23分には左からの折り返しに左足を合わせ、自らもネットを揺らす。チームトップの今季4点目で勝利を大きく引き寄せた。全得点に絡む活躍に「素直にうれしい。FWとして、チームを勝たせられたことは次につながる」とうなずいた。

前節で首位に立ったチームは、その座をキープした。20日の次節はホームで仙台と対戦。3連勝を見据え、指揮官は「セットプレーを含めて2失点は我々らしくない。もう1度、しっかり反省したい」と勝ってかぶとの緒を締めた。