セレッソ大阪小菊昭雄監督(49)が20日、大阪市内で公開された練習後、取材に応じた。
一時首位に立ったチームは現在6戦連続未勝利(3分け3敗)、2連敗中で7位に後退。前節17日の京都サンガ戦は、自身ワーストの5失点で惨敗した。
指揮官は「結果はしっかり受け止めないといけない。(その上で)課題をしっかり修正しながら、積み上げている部分を大事にしたい。ボールをうまく回すサッカーではなく、怖いサッカーを目指さないといけない」と、ボール保持から得点を狙う生命線の改善点を挙げた。
次節24日は6位の横浜Fマリノス戦(国立)。7位C大阪と勝ち点38で並ぶライバルだけに勝てば、8位FC東京の結果にもよるが、順位が上がる可能性が高い。そのためには残り11試合、先発を見直す可能性もあるという。
「全試合、先発が変わってもいいと思っている。パフォーマンスやコンディションを見て、この11試合はそういう選択でいきたい。基本は勝ったらメンバーを変えないセオリーはあるが、僕は日替わりになってもいいかなと思う。それだけのけが人も戻ってきた」
けがの影響でリーグ戦は3カ月以上も出番のないMF香川真司(35)や、同じく開幕前のけがで長期離脱していたDF進藤亮佑(28)、MF喜田陽(24)らがスタンバイ。
ここまでの9試合全て途中出場のMF平野佑一(28)や、今夏のオランダ短期留学で一皮むけ、前節京都戦で今季2点目を挙げたFW北野颯太(20)らに、チーム内の序列を覆す勢いがある。
「(前節の)試合に出た選手も、いろんな思いを背負って、今日の練習での雰囲気はピリっとしていた。彼らの思いも大事にしてあげたい。そこは平等に、出ている、出ていないにかかわらず、見極めていきたい」
21年8月26日に途中就任した小菊監督は、指揮を執って丸3年がたつ。レビークルピ当時監督の事実上の解任を受け、コーチから内部昇格。同年は残留争いに巻き込まれそうな状況から12位に、22年は5位、23年は9位に導いた。
今季は目標の優勝は限りなく厳しい状況にあるが、現時点で7位は上位を狙える位置でもある。J1通算43勝27分け38敗の経験を積み重ねてきた指揮官は、改めて愛するC大阪のために全力を尽くす。



