RB大宮アルディージャが「新体制」で白星を挙げた。クラブは24日に長沢徹前監督(57)の解任と、宮沢悠生新監督(40)の就任を発表。リーグ終盤での電撃的な監督交代からわずか3日で臨んだチームは、J1昇格を争うジュビロ磐田に鮮やかな逆転勝ちを収めた。
大宮は前半14分までに2失点。序盤で2点を追う苦しい展開を強いられた。それでも、短期間で植え付けた戦う姿勢が実を結んだ。宮沢監督は「『ボールを狩りにいこう』ということが1番のテーマだった」。球際での攻防で競り勝つシーンが増えると、劣勢だった状況も好転。同追加タイムにFWカプリーニ(27)が決めた1点が反撃の口火になった。
後半1分に右サイドを崩し、FWオリオラサンデー(22)が同点弾。さらに、12分には中央を崩して逆転ゴールを奪った。22分にはカプリーニのロングシュートでダメ押しの4点目。試合終了間際に1点差に迫られたが、リードを守り切った。
試合後、会見に臨んだ新指揮官は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「準備期間が短くて、ほとんど練習ができない中でも選手はオープンマインドで求めてたことをやってくれた。うれしく思っています」。京都府出身の宮沢監督はオーストリア1部のザルツブルクの育成年代で監督やコーチを歴任。Jクラブで指揮を執るのは初めで、「青天のへきれきのようなオファーだった」と率直な思いを明かした。
前節まで3連敗中だったチームは4試合ぶりの白星を挙げ、勝ち点1差で追っていた磐田を抜いて5位に浮上。再出発にはふさわしいゲームで立ち直った。今季も残り7試合。「僕らはチャレンジャー」と話す「新米監督」のもとでラストスパートをかける。【神谷亮磨】



