ドルトムントは欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグで「ほぼ敗退決定」と、18日の独紙ビルトが報じた。同紙は以下のように伝えた。

 おそらくこれまでだろう。APOELとの試合を情けない1-1の引き分けに終わったドルトムントにとって、決勝トーナメント進出は夢の世界だろう。3試合を終えて勝ち点わずかに1。

 この試合ではGKロマン・ビュルキに大きなミスが出た。後半17分、ビルドアップで相手のエベキリオの足元へミスパスした。16メートルからのシュートは正面に飛んできたが、これをさらにキャッチミス。こぼれ球を拾ったポテがビュルキをかわしてゴールを決めた。試合後のビュルキは完全に落ち込み、味方選手から慰められていた。ペーター・ボス監督は残りの欧州CL3試合でロマン・バイデンフェラーを起用するか決断しなければならない。わずかな決勝トーナメント進出の可能性をキープするために。

 ビュルキだけではない。ほかの選手も良くはなかった。試合前にスポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は「大事なのは勝つこと」と話していたが、守備を固める相手にまるで突破口を見いだせない。後半22分、ゲッツェのセンタリングからパパスタソプロスがヘディングでゴールを決めて、同点には追いついただけだった。