19日の独紙ビルトがハンブルガーSVの心温まる話を紹介している。

 ハンブルガーSVのトレーニングを見学に来ていた約200人の子どもたちが、練習後にサインをもらおうと選手に走っていた。1人の女の子が出遅れてしまった。マリア・シュタルクちゃん(5)は酒井高徳のサインを欲しかったが、酒井は彼女の姿を見落とし、そのまま控室へと入ってしまった。がっかりしたマリアちゃんの目からは涙が流れていた。そこへ通りかかったマルクス・ギスドル監督がマリアちゃんの手を取ると、そのまま一緒に控室へと案内した。そこで彼女はサインだけではなく、酒井のスパイクももらうことができた。

 「サカイは私の好きな選手になったよ」と笑顔で語った。そしておそらくギスドルは好きな監督となったことだろう。