乾ベティス入団、スペインL初の“母国”入団会見

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 ワールドカップ(W杯)ロシア大会で2ゴールを決めた、日本代表MF乾貴士(30)が12日、都内のスペイン大使館でスペイン1部ベティスへの入団会見を行った。背番号は14。

 スペインリーグのクラブが、選手の母国で入団会見を開くのは史上初めてのことだという。乾は「日本とスペインにとって、いいことだと思う。今後、自分の活躍次第だと思うので、一過性のものにならないようにしたい」と抱負を語った。

 ベティスは1907年9月12日創設で、1914年には王家を指す「レアル」の称号を当時の国王アルフォンソ13世から授かったスペインリーグ屈指の名門で、スペインリーグを4番目に制し(1934-35年)、リーグとスペイン国王杯(1977年)優勝をそれぞれ果たした、スペインで7番目のクラブだ。ホームのベニト・ビジャマリンは6万721人を収容し、クラブのソシオ(会員)数は全世界で5万373人に達している。同じスペイン・アンダルシア州の州都セビージャをホームにする、セビリアとの「アンダルシアダービー」は、スペインでも最も熱狂的なダービーマッチとして世界的に知られている。

 乾は前所属のエイバル時代に、ベニト・ビジャマリンでプレーしたことがある。「ちょうど移籍するかの時で、拍手されて温かいファンだと思いましたけど、厳しいとも聞いてますので厳しくされないようにしたい」と笑みを浮かべた。

 18-19シーズン、ベティスは欧州サッカー連盟(UEFA)のカップ戦、欧州リーグに参戦する。乾は「フランクフルトに続き2度目。その時は大した試合に出られず、終わっている。楽しみな大会です。ちょっとでも勝利に貢献できるよう、レギュラーを取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

 W杯に出た反響について聞かれると「電車に乗るたびに顔を指されますし、プールに行くと盗撮され、子どもの運動会に出たら寄ってくる。影響は大きく感じています」と笑った。

 ベティスのラモン・アラルコン氏は「なぜサインしたか…プレーの勤勉さ、誠実さ、プレーのコレクティブさ。3つが重要な要素になる。全てにおいてレベルが高いことは証明してくれている。活躍してくれると思う。1日、1日の練習を確実にこなす先にベティスでの成功がある」と期待した。【村上幸将】

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