新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦が無期限延期になる中、スペインリーグが28日に「ラ・リーガ(スペインリーグ)・サンタンデール・フェスト」と題したチャリティーフェスティバルを開催した。

アレハンドロ・サンスやダビド・ビスバルなどを含む、スペイン内外のアーティストが多数自宅から出演し、テレビやSNSなどを通じて世界中に歌声を届けた。そのフェスティバルに出演したバルセロナのピケが語った内容を、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が同日伝えている。

現在の状況については「僕たちは今、いつもと違う時間を過ごしている。調子を維持することを目指し、グラウンドではなく、自宅やテラスでトレーニングを行なっている。簡単な状況でないのは間違いないが、僕たち全員で一緒に成し遂げるつもりだし、それが重要だ。本当に大変な状況だよ!」とコメントした。

「ラ・リーガ・サンタンデール・フェスト」については「ラ・リーガがやっているようなことは、僕たち選手だけでなく、クラブやファンにも大きな誇りを感じさせるものだ。唯一無二のことであると思うし、誰もがささやかな貢献をすることができる。このようなチャリティーに参加できてとても嬉しいよ」と感想を述べた。

そして「ダービーやクラシコ、ピッチでのライバル関係を切り離すこと、そして人々が僕たちを必要とする時、僕たち全員が一致団結することが重要だ。それは賞賛に値することだよ。ラ・リーガのファミリーの一員であることを誇りに思う」と語っていた。

約4時間中継された「ラ・リーガ・サンタンデール・フェスト」での新型コロナウイルス撲滅のための寄付金は60万ユーロ(約7200万円)を超えていた。(高橋智行通信員)