東京オリンピック(五輪)マラソン代表選考会グランドチャンピオンシップ(GC)の出場権を、今大会で一気に6人が獲得した。設楽、井上に引っ張られて、木滑、宮脇、山本、佐藤の4選手も2時間8分台をマークして条件をクリアした。山本は「GCは9月の暑い条件になる。どれだけ暑さに対応できるかを体感してみたい」と早くも19年秋以降に開催予定のGレースに照準を合わせた。

 ▼7位の木滑良のコメント 速いペースにも我慢してついていけた。2時間8分台前半を出して力がついていることが分かった。

 ▼8位の宮脇千博のコメント これまでと同じことをして今回はうまくいった。上位2人とはタイム差以上に大きい。その差を埋めていきたい。

 ▼10位の佐藤悠基のコメント 最近はケガで思うような練習ができなかったが、今回はまずまずできて、タイムも予定通り。もっといけると思う。

 ◆グランドチャンピオンシップ(GC) 19年9月以降に開催予定の20年東京五輪マラソン代表選考会の名称。GCで男女各2人を選ぶ。17年夏から19年春までに行われる国内指定大会「GCシリーズ」で、日本陸連が定めた順位とタイムの条件を満たした選手はGC出場権を獲得。男子は北海道、福岡国際、別府大分毎日、東京、びわ湖毎日がGCシリーズに指定されている。今回の東京は日本人男子1~3位は2時間11分以内、4~6位は2時間10分以内が条件。