陸上の「TWOLAPS」は23日、男女のチャンピオンに賞金100万円をプレゼントするレースを開催する計画を発表した。

ファイナルステージとして、その賞金が懸かるレースは10月に都内での開催を予定し、距離は1000メートル。800メートルや1500メートルと違い、オリンピック(五輪)や世界選手権など主要大会では実施されない種目で、まさに“異種目格闘技戦”となる。

その切符を巡る予選会は8月20日(大阪・ヤンマースタジアム長居)と9月23日(福島・郡山ヒロセ開成山陸上競技場)で開催。その800メートルと1500メートルの上位2人が決勝に進めるシステムになる。

福島の予選会で、大阪の予選会でファイナルステージ進出を決めた選手が2位以内に入った場合、3位の選手以降の繰り上げでファイナルの出場権を持つ。またワイルドカードとして、21年日本選手権の優勝者と東京五輪出場者はファイナルステージの出場資格を得られるとしている。

マラソンや男子100メートルと比べると、少し盛り上がりや注目に欠ける中距離。駆け引きやラストスパートの魅力発信や、競技の裾野を広げる事を目指す。

TWOLAPSは12年ロンドン五輪の男子800メートルに出場した横田真人氏(33)が代表を務め、トラッククラブには女子1万メートル日本記録保持者の新谷仁美(33=積水化学)、18年ジャカルタ・アジア大会男子1500メートル代表の館沢亨次(23=DeNA)らが所属している。