9月の世界選手権東京大会男子マラソン代表の選考競技会が終了し、日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレクター(SD)が総括会見に登壇した。

市山翼(サンベルクス)が日本人トップの2時間6分00秒で10位となり、井上大仁(三菱重工)が2時間6分14秒で日本人2位、浦野雄平(富士通)が2時間6分23秒で同3位となったが、いずれも日本記録(2時間4分56秒)に届かず。「日本記録更新を期待していたが、コンディションを含めて厳しい結果になった」と振り返った。

日本の出場枠は最大3。23年4月~25年3月で3大会以上に出場し、そのうち2大会の記録と順位を基に日本陸連が算出したポイントで1位となった上で、23年11月5日~25年5月4日の期間内に参加標準記録(2時間6分30秒)を突破するか世界ランクで資格を得れば内定となる。その他の代表は、指定の選考競技会の標準突破者から日本陸連によって総合的に判断される。

ポイント制度では小山直城(ホンダ)がトップ。参加標準記録は突破していないが、5月4日確定の世界ランクで出場資格を満たすことが決定的となっており、本人の出場意思があれば世界選手権の出場権が付与される。昨夏のパリ五輪は23位、2月の大阪マラソンは2時間10分13秒で35位と本来の力が発揮できないレースが続いているが、高岡SDは「小山選手は勝負強さを見せている。五輪と大阪では力を出せなかったが、高い再現性を持っている」と期待を寄せた。

その他の代表は、昨年12月の福岡国際マラソンで日本歴代3位の2時間5分16秒をマークした吉田祐也(GMOインターネットグループ)が決定的。残り1枠については、2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録の2時間5分39秒をマークした近藤亮太(三菱重工)、同大会で日本歴代7位の2時間5分58秒をマークした細谷恭平(黒崎播磨)らが有力候補となる。今大会を制した市山も高温となった中で好タイムを残しており、代表入りの可能性がある。

高岡SDは3月26日の日本陸連の理事会で決定する見通しだと明かし「2時間6分30秒を切った選手が11人いる。横並びにして選考会議で検討していきたいと思っている」と話した。

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