女子団体世界ランキング2位で前回大会準優勝の日本が、同7位のドイツに3-0で勝って、準決勝へ進んだ。3位決定戦が実施されないため、2大会連続のメダルが確定。4日の準決勝ではシンガポール-北朝鮮の勝者と対戦する。

 2日の1次リーグ最終戦でドイツに敗れた再戦では、1番手に初起用された伊藤美誠(15=スターツ)がビンター(23)に3-1。2番手の石川佳純(23=全農)は前日に敗れたソルヤ(21)を3-1で破った。3番手の福原愛(27=ANA)も同じく敗れていたジルバーアイゼン(30)に雪辱を果たした。

 伊藤は試合開始から7連続得点を奪うと、日本に良い流れを引き寄せた。スピードあるラリーを強烈なスマッシュでポイントを得ると、「お~」と館内を驚かせる場面もあった。「緊張は昨日よりもなかったし、楽しく思い切ってできました」と15歳らしからぬ精神的な強さで勝利に貢献。ワールドツアーなどでは史上最年少優勝をつかむ活躍を見せてきたが、団体戦のメダル獲得は初。「チーム(5人)でとったメダル。シングルスは1人なので5倍うれしい」と笑った。