車いすテニスの国別対抗戦ワールドチームカップで、日本男子が11年ぶりに世界一を奪還した。3日にオランダで行われた決勝で、日本は英国を2-0で破った。シングルスの第1試合で、世界8位の眞田卓(32=凸版印刷)が、16年リオ・パラリンピック金メダルで、同5位のリードに、2本のマッチポイントを握られながら逆転勝ち。続く第2試合のNO・1同士の対戦は、2度のパラリンピック金メダルで同3位の国枝慎吾(34=ユニクロ)が、現世界王者のヒューイットにストレート勝ち。ダブルスを待たずに、07年以来3度目の優勝を遂げた。

 ワールドチームカップは、テニスで言えばデビス杯、フェド杯に当たる。そこで優勝することは、世界一の車いすテニス国として、世界中で認められることになる。