今年のスローガンは英語だ!! 柔道の18年世界選手権女子78キロ超級金メダルの朝比奈沙羅(22=パーク24)が13日、19年スローガンを「Be humble but get ready to rumble」と掲げた。

地元の東京・文京区の文京スポーツセンターで行われた柔道教室に参加。1年半後に迫った20年東京五輪に向け、今年のスローガンをお披露目し「冷静に20年の死闘(=五輪)に向けた準備をするとの意味を込めて考えた」と説明した。

昨年のスローガンは、17年世界選手権銀メダルのリベンジの思いを込めて「不屈」だった。世界女王にはなったが、国内大会では素根輝(18=福岡・南筑高)に連敗し、落ち込むことが多々あったという。「今年は挑戦者の気持ちを忘れずに、昨年を払拭(ふっしょく)できるような1年にしたい。負けられない年が始まった」。

幼少期からの夢の「五輪金メダルと医師」を目指し、東京五輪後に引退し、医学の道へ進むことを決めている。現在、東海大4年で授業と稽古の他、医学系予備校に通う生活を続けている。19年初戦は2月のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会で「柔道も勉強もコツコツやる。自分に厳しく、世界選手権2連覇に向けて、成長した姿を見せたい」と気を引き締めた。

今春には大学を卒業して本格的に受験も始まる。「大学でやり残したことは彼氏が出来なかったことぐらい…。ハードスケジュールだけど、自分で決めた人生だし、人生一度きり。前だけを見て、日々の時間を大切に過ごしたい」と、気持ちを新たにしていた。