日本テニス協会の福井烈専務理事は21日、都内で会見に出席。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3月6、7日に兵庫・ブルボンビーンズドームで行われる男子国別対抗戦デビス杯日本-エクアドル戦について、「いろいろな可能性を探っている最中。完全とは行かないが、できる限りの防御策を取って通常開催とか、無観客とか。なるべく早い段階で決定したい」と話した。エクアドルからは、今のところ、新型コロナウイルスに関しては、何の問い合わせも入っていないという。

今回のデビス杯は、勝てば11月にスペイン・マドリードで行われる決勝大会出場が決まる。昨年9月の全米以降、右ひじのケガで戦線離脱をしている錦織圭(30=日清食品)の復帰戦と、現時点では目されており、会場は約2500席、2日間が完売している。延期、中止の選択もあるが、主催は国際テニス連盟だけに、福井専務理事は「綿密にやりとりをしながら決めたい」と話した。