北京五輪個人、団体銅メダルの坂本花織(21=シスメックス)が首位発進した。

ジャンプを全て着氷させ、女子世界7人目となるSP80点台。自己ベストの80・32点を記録し、初優勝が懸かる25日のフリーに弾みをつけた。

【フィギュア】坂本花織首位発進、樋口新葉7位、河辺愛菜12位/世界選手権女子SP詳細>>

演技後は初の80点に驚きの表情を見せ、取材エリアで素直な感想を口にした。

「いやぁ…うれしすぎと、びっくりしすぎです。なんか『7じゃないな』と思って『おや?』みたいな。『80!?』って思って、びっくり、もうびっくり、びっくり。もうなんか未知の世界。『トリプルアクセル跳んでやっと80(点)出るだろう』ってずっと思っていた。アクセルなしで初めて出て、今まで『アクセルとかなしで80(点)出るのはロシアの子たちだ』と思っていたので、いよいよ『未知の世界へようこそ』みたいな(笑い)」

SP世界歴代上位7人は以下の通り。

<1>ワリエワ(ロシア)90・45点

<2>コストルナヤ(ロシア)85・45点

<3>紀平梨花(トヨタ自動車)83・97点

<4>ザギトワ(ロシア)82・08点

<5>トゥクタミシェワ(ロシア)81・53点

<6>シェルバコワ(ロシア)81・07点

<7>坂本花織(シスメックス)80・32点

(モンペリエ=松本航)