前節終了時点でプレーオフ進出の可能性がなくなっても、群馬が意地をみせた。東地区優勝を目指すA東京とアウェーで戦い、延長にもつれ込んだ熱戦を制した。

水野宏太監督は「この難しい状況にも向き合ってファイトしてくれた。素晴らしかった」と選手たちをたたえた。

前半から激しい攻防が続き、42-38とわずかにリードして折り返した。後半もシーソーゲームとなり、リードした第4Q終了直前に追い付かれたが、強豪相手にあきらめることなく戦い抜いた。

トレイ・ジョーンズがチーム最多26得点、ベン・ベンティルは24得点をマーク。コー・フリッピンが攻守でチームにリズムをもたらした。

指揮官は「悔しい思いをした中で、シーズンをどう終わらせるかはこの先につながる。今日勝てたことは、自分たち1人1人にとって大きい」と力を込めた。残り3試合、全力で戦い抜く。