男子ウエルター級決勝で、全国選抜大会同級3位の寺島隆惺(開志学園2年)が早川陸斗(巻総合2年)に2回1分40秒でRSC勝ちし、初優勝した。

狙い澄ました右ストレート2発で寺島が県の頂点に立った。2回中盤、カウンター気味の右で最初のダウンを奪う。終盤にコーナーに追い込み、ワンツーが決まったところでレフェリーが止めた。「当てようと思っていたパンチ。狙った通りにヒットした」とフィニッシュブローの精度に納得する。

高校で初の全国大会だった3月の選抜で3位に入ったことが自信になった。96年アトランタ五輪ライトウエルター代表の仁多見史隆監督(50)は「打たされているのではなく、自分の流れでパンチを打てている」と成長ぶりを話す。昨年の県総体はライトウエルター級で出場し、決勝で敗れた。1階級上げた今年、「自分でもパワーがついたと思う」。週3回行っている瞬発系の筋トレの成果を感じ取った。

五泉中時代に全日本UJフレッシュ大会で2年連続準優勝。鳴り物入りで開志学園に入学した。秘めた能力の高さが少しずつ形になってきた。全国高校総体に出場するには北信越総体(20~22日、新潟南高ボクシング場)で優勝が条件。「北信越はしっかり勝つ。目標は全国制覇なので」と気を引き締めた。【斎藤慎一郎】