ショートプログラム(SP)首位の三宅咲綺(22=シスメックス)はフリー8位にとどまり、総合4位に順位を落とした。116・56点で合計188・07点。「練習でできていたことができなかったのが、一番悔しいです」と涙を流した。
フリーでは大技トリプルアクセル(3回転半)に挑戦。成功はならなかったが、体勢を崩しながらも立った。ただ、後半では2本の単発ジャンプが2回転となるミス。「疲労感が出てきてしまった」と得点を伸ばせなかった。
練習では3回転半を含めて、ジャンプの成功確率は上がっていたという。11日のSPでは力を示したが、フリーでは発揮しきれず。「みんな頑張っているけど、今回はすごく頑張ってきた。いつもできていることができないって、こんなに悔しいんだな」と受け止めた。
来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場枠は「3」。三宅は現時点で選考に重要なグランプリ(GP)シリーズの出場権を得ておらず、五輪切符をつかむには全日本選手権で優勝するか、同選手権で2~3位に入り、ISU公認大会でのシーズン最高得点上位3人に名を連ねておきたいところだ。
9月には自身初のISU公認大会にあたるチャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯(5~7日、大阪)に臨む。好結果を収めるべく、3回転半の投入を目指す。
「本当はアクセルをやらなかったら、もうちょっと良い演技ができたと思いますが、アクセルをやって木下(グループ杯)でも頑張ると決めていた。それに向けてのステップアップかなと思います」
この2日間の経験を糧とし、五輪への望みをつなぐ。【藤塚大輔】


