バドミントン女子シングルス準々決勝で山口茜(19=再春館製薬所)と奥原希望(21=日本ユニシス)の日本人対決が決まった。

 五輪での日本人対決の例として、2000年シドニー五輪ビーチバレー女子の1回戦で高橋有紀子、佐伯美香組が石坂有紀子、清家ちえ組を破った一戦がある。高橋、佐伯組は最終的に4位入賞した。組み合わせは世界ランキング(五輪予選ランキング)で決められた。高橋組が6位、石坂組が20位だった。

 高橋さんは当時を振り返り、「私たちのときは、シドニー入りする前にすでに対戦が決まっていました。同じ代表の仲間だけど意識しましたよ。嫌でしたね」と話した。

 両チームは五輪直前に国内であった壮行試合で対戦し、日本NO・1だった高橋ペアが初めて石坂ペアに敗れた。そのこともあって、高橋さんは初戦に関して「挑戦者のつもりで戦います」と会見などで意識的に言っていたという。

 宿舎に関しては「私たちは選手村ではなく近くのホテルに泊まっていたので、前夜に顔を合わせることはなかった。試合が終わったら普通の関係に戻りましたけどね」と話した。