昨年11月に中田達也さんがレース中の事故で殉職された。心からご冥福をお祈りしたい。
中田さんも私も競輪ファン。「脇本(雄太)選手くらい出てる」と、機力を競輪選手に例えてもらった。あの屈託のない笑顔は、周囲を自然と明るくさせた。
中田さんの思いを背負って、弟弟子の溝口海義也(27=福岡)は、昨年12月平和島ルーキーシリーズでデビュー初優勝を飾った。「兄弟子の仏壇へ直接、報告に行けて良かった」と振り返った。
福岡・糸島高では野球部に所属。高校3年の春に右肩を手術して野球を続けることを断念。20キロ以上の減量を成功させてボートレーサーとなった。プロとしての基本を教えてくれたのが中田さんだった。「初勝利の時も、初優出の時も兄弟子から助言を頂いたから結果を出せた」と感謝する。
昨年9月多摩川ヤングダービーでG1初出場。「兄弟子と一緒にヤングダービーに出場できて良かった。自分の水神祭で一緒に水面に飛び込んでくれて、本当にうれしかった」と笑顔で振り返った。
17日に終わった若松G1九州地区選では、シリーズ4勝を挙げた。溝口が大舞台で活躍する姿に、天国の中田さんも目を細めているだろう。
◆溝口海義也(みぞぐち・みきや)1995(平7)年9月22日、福岡県生まれ。16年11月に若松でデビューし、18年5月若松ルーキーシリーズで初勝利。1月から初のA1級。師匠は郷原章平。167センチ、58キロ。血液型AB。






















