【大上悟・オレに任せろ】

 ◆10R:準決  郡司浩平が猛暑のナイトバンクを、さらにヒートアップさせた。

 初日の12R特選。青板から仕掛けた渡辺雄太の番手で体を張ってガード。赤板からカマした稲垣裕之をハードブロックで食い止め、最終ホームまでホットな並走劇で食い下がった。脚力を消耗して5着に終わったが、こん身のブロックで激走したならファンも納得だ。

 そんな熱い男が、南関ホットラインで決勝一番乗りを決める。準決は、打鐘前からカマす独走劇で予選を突破した根田空史の番手。「根田さんから熱い気持ちをもらった。自分のやれることはすべてやる」。初日の大立ち回りを再現する。駆ける根田も「決勝に乗ったら自分が(郡司の)番手(笑い)」と、すべてを託して再度の独走を狙う。

 細切れ戦だが根田が積極策から豪快にカマす。郡司が車間を切っての援護から鋭く差す。スピード断然の新田祐大も、得意のまくりで首位争いに持ち込めそうだ。3連単は(1)=(2)から総流し。