【ガールズケイリンコレクション・展望】

 奥井迪の先行力は誰もが認める。3月の京王閣ステージでは女子最強を誇る小林優香でさえ、優勝するためにその番手を奪いに行くしかなかったほど。ただ、たたかれもろい面があるので、同型の加瀬加奈子をいかに封じるかが、鍵となる。

 足はもちろんレース勘も秀でた小林優香は、ガールズコレクション2連勝中。展開を見ながら再び前前と攻め込むか、タイミング良く巻き返して首位争いに持ち込みたい。

 まくりが強烈な梶田や荒牧も魅力十分だが、奥井にすんなり主導権を取られると厳しそう。逃げ争いになったケースでの穴候補だ。切れ味に勝る石井寛子は、最終的に好位を取り切れば互角に戦える。

◆岸和田21日9R:ガールズケイリンコレクション 1625メートル(発走=14:40)

【1】梶田  舞(28=栃木、104期)ま逃<10>57・09[18-3-1-0]

【2】小林 優香(21=福岡、106期)逃ま<7>57・50[15-1-0-0]

【3】荒牧 聖未(25=栃木、102期)自在<8>56・07[16-7-2-2]

【4】加瀬加奈子(35=新潟、102期)逃ま<17>55・90[12-6-1-3]

【5】奥井  迪(33=東京、106期)逃ま<27>56・71[23-1-3-1]

【6】小林 莉子(22=東京、102期)追ま<3>55・50[8-11-4-1]

【7】石井 寛子(29=東京、104期)自在<3>56・84[16-2-0-1]

※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、脚質、バック回数、競走得点、直近4カ月成績(1着、2着、3着、4着以下)。級班は全員A2